1~2歳のお子さんの「お口が開いたまま」問題:親が気をつけるべきポイント

1~2歳のお子さんがお口が開いたままでよだれがよく出ることは、多くの親の間でよく見られる問題です。しかし、これは単なるかわいい仕草ではなく、将来の健康に影響を及ぼす可能性があることをご存知でしょうか?この記事では、この問題の背後にある理由や、親が注意すべきポイントについて詳しく説明します。

お口が開いたままの問題とは?

1~2歳のお子さんがお口が開いたままでよだれが出る問題は、一見無害に見えるかもしれませんが、実は重要な健康問題です。お口が開いたままでよだれが出ることによって、以下のような影響が出る可能性があります。

鼻の病気:お口が開いたままの子供は、鼻の通気が悪くなり、鼻の病気にかかりやすくなります。これにはアレルギーや副鼻腔炎などが含まれます。

歯並びの悪化:お口が開いたままで長時間過ごすことは、歯並びにも悪影響を及ぼします。特に永久歯が生える前の幼児期に歯並びが悪くなる可能性が高まります。

顔の成長:歯並びの悪化と関連して、お口が開いたままの子供の顔の成長にも影響が出ることがあります。顔が長くなり、特に下顎が後退しやすくなることがあります。

なぜお口が開いたままになるのか?

この問題の主な原因は、子供が正しい食べ方や姿勢を身につけていないことがあります。以下に、具体的な原因を示します。

食べ方の改善:子供が手づかみ食べやコップ飲みを始める際に、お口を開ける練習をすることが大切です。親が適切な食事療法を導入することで、お口が閉じたままで食事をする習慣が身につきます。

日常生活の姿勢:子供が過度に傾いた姿勢で過ごすことが、お口が開いたままの原因になることがあります。正しい姿勢を教え、維持するように心掛けましょう。

親ができること

親がこの問題に気づき、改善するためにできることは次の通りです。

定期的な歯科検診:歯並びの健康を確保するために、子供を歯科医に定期的に連れて行きましょう。

食事の指導: 子供に手づかみ食べやコップ飲みを教え、適切な食事療法を提供しましょう。

姿勢の指導:子供が正しい姿勢を保つように指導し、過度な傾きを避けましょう。

最終的な考え

お口が開いたままの問題は、親の注意とアクションによって改善できるものです。早期の介入と正しい指導を通じて、子供の健康を守りましょう。親が気づき、対策を講じることは、将来の健康において重要な役割を果たします。

 

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なんり歯科医院 南里 憲寛

歯医者になって25年。
人生の半分を歯医者ですごしてきた福岡市早良区の歯科医師。
歯医者の仕事は、機能回復、審美回復、成長見守り。
見えないものを形にする大切な仕事。
なんてかっこいいことを言っているが、実際はただのしゃべりすぎる院長。見えないものや思いを形にするためブログスタートしました。
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